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英語学習法の根本的に間違ってるところ

日本人への英語講師歴18年、6か国語を話す言語学の専門家Erikが、従来の英語教育のリアルな問題点と本当に必要な英語学習について、包み隠さずお伝えします。ネイティブと本気で話せる実質的な英語力を身につけたい方はまずはここから。


今日は「パーツ」と「ルール」というものについて考えたい。


もちろん英語のパーツとルール。


例えばIKEAで買った机だと、パーツは足や天板、金具、ネジなど、ルールは説明書。


ルールに従ってパーツを組み立てると机ができます。


英語にもパーツとルールがあります。


しかし一般的に思われてるようなものではありません。


パーツは単語、ルールは文法、これが一般的な考え方です。


少なくとも学校で習った英語、英会話スクールや英語コーチングもこれを大前提としています。


しかし言語学視点からすると、この考え方は間違えです。


さらに、日本人が英語を上達しにくい一番大きい原因と言ってもいいでしょう。


英語を習う目的がビジネスであろう映画鑑賞であろう、本物の英語にちゃんとついていける英語力を身につけたい方は是非この問題についてある程度の理解を作りましょう。


さて、英語の正しいパーツとルールは「単語」と「文法」ではない。


つまり、英語は単語と文法から成り立つものではない。


よく考えましょう。


教科書や英語のテキスト、文法書などの単語、これらが言語の成り立ちだとしたら、コンピューター(プログラム)に入力することによって英語を人間のように使えるようなアプリを作ることが可能なはずです。


ところがこれは不可能なことで、これからもずっと不可能なことと考えられています。


いや、そういうアプリはあるよ!と思った方もいるかもしれませんので、それについて一言。


英語を上手に真似るアプリは確かに存在します。


しかしこういったアプリは英語を自由に使っているわけではなく、ものすごい大量のデータを常にリアルタイムで分析しながら人間のよく使う表現を探しているわけです。


つまり「言語力」とは別のもので、テスラの自動運転と似たシステムです。


そして当然人間の頭は同じ情報量を保存し同じように分析することはできません。


英語学習の話に戻りましょう。


単語と文法から成り立つものではないという話でした。


英語の実際の成り立ち(パーツ)は、言語学で明らかになっているものもいくつかあります。


しかしそういう知識がなくても英語をペラペラになるのが人間なので、特に知る必要はありません(興味のある方は是非リーフにお越しください!)。


では英語学習へのアプローチをどういう風に調整すれば上達するのでしょう?


もちろん全ての情報をここで出せないけど、少しヒントになる話なら…


例えば日本に旅行したいアメリカ人がいるとしましょう。


いろんな場面で使う大事なフレーズだから「thank you」を日本語でなんといえばいいのかな?と、辞書やネットで調べます。


すると「ありがとうございます」や「どうもありがとうございます」「ありがとうございました」などが出てきます。


違いはよく分からないけど、とりあえず一番上に出てきた「ありがとうございます」を覚えておこう、と。


しかしこの日本語を覚えた結果、日本人が絶対言わない場面で言ってしまいます。


例えばご飯を食べ終わった時に。


例えば岐阜県の親戚の家に遊びに行った時に。


例えば色々とお世話になった時。


日本人がそれぞれの場面で「ありがとうございます」言いませんよね。


「ごちそうさまでした」「お邪魔しました」「お世話になりました」と言います。


要するに「thank you」と「ありがとうごさいます」は、意味が一緒とは言え、使う場面が一緒とは限らないから、なんの為にもならない情報です。


つまり単語の意味は、その使い方とは全く関係ないので、そもそも単語の意味を考えることは時間の無駄だ、ということです。


文法も文法で似たようなものです。


例えば複数形について考えましょう。


みなさん知ってました?


「plan」と「plans」はそれぞれ全く違う意味を持っています。


一方は「企み」、もう一方は「予定」です。


異なる点は唯一単数形か複数形かなのに、です。


かと言って上記で話したように、予定の場合自動的に「plans」を使えばいいというわけではありません。


「ありがとうございます」と同じように、場面によっていろんな表現を聞くからです。


英語学習へのアプローチに関して、ある程度今回の話がヒントになったかと思います。


もちろん具体的な勉強法や技術、大事な知識があったりします。


こういったサポートとトレーニングを提供するのがリーフ英会話スクールの一つの大きい目的なので、興味のある方はお気軽にお問い合わせください。


目的は趣味であろうビジネスであろう、本物の英語力への第一歩はここから始まります。


今までと違う勉強環境で、きっと今までと違う結果を出せます。


オンラインレッスンもやっていますので全国から受付中です。


では。


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