今日の授業で生徒とした会話↓
生徒: The Sagawa man came.
僕: それをよく聞く英語で言ってみて。
生徒: The Sagawa guy came.
僕: よし。
生徒: When I went out of my house.
僕: これもよく聞く英語 で言ってみて。
生徒: When I left my house.
僕: いいね。
いいけど、1つ気になる点がある。「guy」にしろ「left」にしろ、正解を知ってるのになんで出てくる一発目はダメ英語?
生徒にそう言ったら、こう説明してきた↓
「言いたいことを日本語で決めちゃってるからだろうね。」
間違いないだろう。
ちゃんとタンスのどこかに入ってるのに、開ける引き出しを間違えたせいで出せなかった、が別の言い方。「よく聞くこれ」の引き出しを開ければよかったのに「これが言いたい」の引き出しを開けてしまった。
よくあることだ。特に海外ドラマや洋画をよく見る人によくあることだ。
たくさん英語に触れる頭は、よく聞くものを勝手に「よく聞くこれ」の引き出しに入れる。
頭が勝手にしてくれる完全無意識作業だから、本人には入れた記憶はない。だからいざとなった時は別の引き出しを開けてしまう。
しかし入れた記憶がなくても、引き出し自体は意識の届く場所にあるから、開けることも当然できる。
「my課題」にしようか、皆さん。今日から英語を使う時、「これが言いたい」を捨てて、最初から「よく聞くこれ」の引き出しから出してみようか。
引き出しがまだ空っぽ状態の方、今日からドラマや映画をたくさん見ようか。収納作業は頭に任せるだけでいいから、見るだけ見てみよう。