思ったことある方、手をあげましょう。絶対ありますよね。「お疲れ様でした」だけではなく「いただきます」「ごちそうさまでした」とか。
講師として、やっぱりよく生徒から聞く質問です。「〇〇って英語でなんて言う?」と、日本人はついつい英語への入り口として、日本語を利用したくなってしまう。
今日は、こうやって日本語を入り口にするとどうなってしまうか、一緒に考えましょう。例えば英会話講師に『「お疲れ様でした」って英語でなんて言う?』と聞いたとしましょう。答えは二つに分かれる。
①英語で「You must be tired」と言う ②英語で言わない
①に関しては、僕がまだ日本語できない頃に、実際に何度も日本人に言われたことある言葉です。最初はびっくりした。「え?顔色がそんなに悪いの?」と返した。そこで相手が「いや、そうじゃなくて… つまり…」と、会話がかみ合わず気まずい空気になった。
ということで①は明らかにアウト。
②に関しては、生徒もよく言ってくる。『ああ、知ってる知ってる。英語で「お疲れ様でした」って言わないでしょ。ネイティブの友達が教えてくれた。』どうやらネイティブスピーカも同意の答えのようだ。
ということで②はOK。
…か…な…?
いや、やっぱりOKを出せない。だって「お疲れ様でした」って結局「帰る時の挨拶」でしょ。ということは②によると、英語は帰る時に挨拶しないってこと??とんでもない!世界中の人間は、何語を喋ろうと帰る時は挨拶するんだもの。
じゃあやっぱり②もアウト。
ということで、日本語を入り口にしたせいで、ネイティブスピーカーに聞いてもろくな答えは出なかった。以上「日本語を入り口にするな」の話でした。皆さんお疲れ様でした。
。。。
え?結局「お疲れ様でした」って英語でなんて言うか気になる?だからネイティブスピーカーの「帰る時の挨拶」に注目しよう!海外ドラマ、子供の絵本、英会話スクールの講師同士の会話、なんでもいいから、その中の「帰る時の挨拶」に注目しよう!「〇〇って英語でなんて言う?」を捨てて「場面で登場する英語」を探そうね。