これぞ直訳の世界。
前者は、相手の前にあるものについて尋ねる時に使う英語。。。と、日本人は思い込んでる。
後者は、相手の前にあるものについて尋ねる時に使う日本語。。。と、外国人は思い込んでる。
そしてどっちも間違ってる。
「What’s that?」はPoint Lesson 26で話したように、例えばなにかを聞き取れなかった時の英語↓
A: Di… y… s… th… ?
B: What’s that?
一方「なにそれ?」は、例えば変なことを聞いた時に使う日本語↓
A: うちのウォーターサーバーってさ、ルンバ付きやねん。
B: なにそれ?
ね。
でも面白いことに「What’s that?」も「なにそれ?」も、単語で考えた限り、文法で判断した限り、辞書で調べた限り、テキストで習った限り、相手の前にあるものについて尋ねる時に使えるフレーズのはず。
やっぱりあんまりいい入り口にならないようだね。単語、文法、辞書、テキスト。
安心感を与えてくれるかも知れないけど、現実という土台のない安心感はなんの役にも立たない。
乗ってる飛行機が落下中窓のシェードを下ろしても、現実が見えなくなるだけ安心はできるけど問題は解決しない。解決策は、一刻も早くパラシュートを探すことだ。
英語に関しては幸いなことに、校長Erikのポイントレッスンというパラシュートが目の前にある。
さあ、身につけて開くかどうかは自分次第だ。頑張って開いてみてね。今からでも遅くないから。