リーフ英会話スクールのロゴ

リーフ英会話スクール|語学のプロによる指導 福岡の少人数・通い放題英会話スクール

Point Lesson 25: 単語で考えちゃうとこうなってしまう!!

聞いてしまった!隣の教室で講師と生徒がこんな会話してた↓


講師: How was Greenland?

生徒: I didn’t go.

講師: How come?

生徒: Bicycle.


日本語に訳してみよう↓


講師: グリーンランドどうだった?

生徒: 結局行かなかった。

講師: なんで?

生徒: 自転車で。


どう見てもおかしい。一体何が起こったのだろう。


明らかに生徒が「How come?」を「どうやって来た?」と捉えて「自転車」と答えた。


なぜそうなったかと言うと「how = どうやって?」「come = 来る」と、1つ1つの単語の意味から考えてしまったからだ。


しかしこの捉え方は分かりやすく間違ってる。「bicycle」と返した生徒本人にも分かるはずだ。その理由は二つ↓


1)「come」に時制がついてないため動詞じゃないことが分かる。つまり「来た」という捉え方はない。


2)会話の流れから考えるとこのタイミングで「どうやって来た?」も単純にない。


確かにそうでしょ?分かりやすいでしょ?


にも関わらず、生徒が「How come?」を「どうやって来た?」と捉えることは珍しくない。ありえないはずなのにしょっちゅう起こることだ。


これぞ単語への執着の恐ろしさ。


皆さん、ネイティブと会話するのが怖いのは分かるけど、冷静になって付き合いましょうね。


人間同士の会話だから、そう変わったことは起こるはずはない。正しい捉え方は、常識の範囲内で判断すればいい。


そうすれば「結局行かなかった」の後の「How come?」が、本当は「なんで?」という質問だと分かるはずだ。